同社日本法人の Business Development Dept. Manager 中島さんによりますと、今回の広告枠開放に関しての発表は以下のようなポイントにまとめられます。
以下引用します。
社内での構想開始から調整まで、随分と時間がかかりましたが、ようやく発表することが出来ました。ポイントは三つです。
(1) 広告枠の越境開放
Before: 中国現地で長く子会社運営をしていない限り、中国本土、あるいは中国人観光客をターゲットにしたマーケティングツールは、選択肢が本土の環境と比べれば圧倒的に限られていた。
After: テンセントのデイリーPV160億以上の在庫を開放。Weixin/WeChat, QQ, Qzoneといったトップサービスに出稿が可能になった。
(2)ターゲティング
Before: 中国人向けマーケティングといえども、14億人のいる国への広告は砂漠に水を撒くような難しい作業だった
After: テンセントのビッグデータ分析を基にしたターゲティングが可能になった。例えば、「過去日本に来たことがあるユーザー」だったり、「日本旅行に興味のある層」と絞ってアプローチできるようになった。
(3)ワンストップサービス
Before: マーケティングツールはあっても、入札画面が中国語だったり、効果測定ができなかったり、キャッチコピーからどういうものがいいのか分からず、最終的に上手く利用できない
After: チームがメディアプランニングから出稿最適化、レポーティングまで付加価値サービスとして提供。ニーズさえあれば、あとは「丸投げ」で実行可能。
今後、この分野のスタンダードになれると自信を持っています。ぜひご利用下さい。
さて、WeChatなどのテンセント勢と日本のFind Japanさんが総代理店を務めるWeibo勢のパワーバランスは今後どうなっていくのかが楽しみですね。両者ともに非常に素晴らしいマーケットを築いていますので、マーケーティング担当者としては、それぞれの強みを活かした使い分けが重要になってくるのではないでしょうか。
今まで解禁されていなかった純粋な日本法人のWeChat公式アカウントの開設も、もしかすると近いうちに可能になるかもしれませんね!
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