ショッピングサイト「淘宝網(以下タオバオ)」のダブル12での売上金額は未だ公式発表されていないが、弊社の調査まとめは下記通りです。
今回の2015年ダブル12商戦では「モノ」だけでなく「体験」も商品化されるなど、多様化した商戦が繰り広げられました。
「ダブル11(独身の日)」と違うのは、店頭小売などオフラインとの連動キャンペーンであるということです。これは「ダブル12」の特徴であり、例えばショッピングモールの参加やクリーニング店や話題の人気スポット、商業施設なども参加するのです。
その影響力は、ダブル11ほどではないにしろ、確実に影響力を伸ばしており、上海では約3,000人の主婦消費者が訪問清掃サービスを注文しました。ダブル12当日、中国全国27都市で約10万人の家政婦がオンラインで待機していたという統計も出ており、タオバオ自身でも独自の無料家政婦サービスキャンペーンを展開していました。
また、とあるスーパーマーケットがタオバオと連携しアリペイ(Alipay)決済サービスを活用したオフラインキャンペーンも好調だったようで、午前8時から正午までの間にアリペイのオフライン決済件数が計220万件を超えるといった結果も出ています。
中国メディアの新京報によると、全国約300都市を対象にした今回の調査では、上記のような消費データをもとに、各年ごとにその消費の傾向を分析しています。北京や南京の消費者は教育系の商品やサービス、他にも自己啓発につながるような消費が目立ち「勉強熱心」であると評価されています。また上海の消費者は高級路線でありながら、クーポンなどもしっかりと活用し「最も生活の質を求める」消費者として見れるようです。こういった地域ごとの消費動向も興味深いですね。
「体験」に消費が移る一方で、従来からの「モノ」消費にも翳りはなく、ダブル12参加企業では、数々のセールが見受けられました。「100万足の靴」「60万本のマフラー」「14万缶の粉ミルク」「30万の花束」。これらすべてがキャンペーンセールとしてスタートし怒涛の勢いで完売となったことは言うまでもありません。
※201612.12更新:2016年ダブル12の結果はコチラ↓↓
国慶節を超えた!?2016年、アリペイ口碑(Koubei)によるダブル12キャンペーンが怒涛の勢い
最新情報をお届けします
Twitter でbizchinablogをフォローしよう!
Follow @bizchinablog
コメントはこちら