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WeChatペイメントとは? - 中国マーケティング初心者向け

WeChatペイメントとは? - 中国マーケティング初心者向け
中国進出の支援や中国人インバウンドマーケティングをやっていると、最近話題のWeChatペイメントって何ですか?ってよく質問されます。

おさらいも兼ねて、ここで簡単にWeChatとWeChatペイメントについて、まとめておきたいと思います。

まず、WeChat(ウィチャット)は、中国語では「微信」と書きます。日本のLINEに相当するチャットツールで登録アカウントは世界のチャットツールと比較してもダントツの最大規模をもち、その数なんと13億人。

もちろん月間アクティブユーザーも膨大で、2015年11月時点で6億5千万人に上っており、まさしく中国人のチャットコミュニケーションには必須のアプリとなってます。

じゃあ、WeChatペイメントって何なの?ってことになりますが、よく言われる説明では「WeChatで出来る決済機能です」ということです。

が、わかりにくい。なにせ、LINEには決済機能がないし、実際日本には同じようなシステムで決済ができたサービスは無いですから。

あえて分かり易くする為に、LINEを代替にして説明するとこうです。

まず、あなたがファミレスでランチをして、いざお会計をする時になります。

これまでだと、①現金で払う。②クレジットカードで払う。③スイカで払う。くらいが大半だったかと思います。

この際に第④の選択肢として、「LINEを立ち上げてQRコードをスマホ画面に表示させ、そのQRコードをレジで読み取ってもらうことで、ピッと支払い完了!」ということが出来るようになるというイメージです。

もちろんLINEにはその機能なくって、WeChatでは出来るってことです。

そして昨年あたりから、日本ではそのWeChatペイメント対応のシステムが導入されつつあり、飲食店や小売店などに広まってきています。

「な~んだ、そういう決済機能なだけね。」と思われた方、重大な事を見過ごしていますよ。

WeChatペイメントの本領が発揮されるのは、決済機能であるところそのものではなく、WeChatという世界最大のコミュニケーションツールがその土台に存在しているということです。

例えば、初めて来店してくれた新規の中国人のお客様がWeChatペイメントで支払いをした際に、彼/彼女のスマホ画面に「このお店をフォローしますか?」と出てくれば、どうですか?

その新規のお客様は、あなたのお店をフォローしてくれるかもしれません。そうすると、中国に帰っていった後も、あなたはお店の情報をWeChatで気軽に発信するだけで、そのお客様とつながっておけるわけです。

また日本に来たときに、立ち寄ってくれる可能性はグンと上がります。

さらに、その新規のお客様が「このお店でこんな素敵なモノ買ったよ!」って友達との話題にしてくれたら、どうですか?今度はその友達があなたのお店を調べて来てくれるかもしれません。

信用できる人から紹介された情報はどんな広告やメディアで発信される情報よりも必ず信用されます。情報統制され偽物が横行する中国では、なおさらのこと。

たまたまその新規のお客様が、友人間で発言力のある人だったらどうでしょうか?その人界隈で、ほおっておけないプチブームが起こるかもしれません。

WeChatとWeChatペイメントを活用したマーケティングは、今後直近の将来で中国マーケティングを成功させる上でもっとも重要なソリューションのひとつであることは間違いなさそうです。

 

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