2013年末から開放された上海自由貿易区では、現在、登録企業数が300社、これまでの累計層販売件数が240万件、消費者は156万人を超えています。
ちなみに2014年6月時点での登録企業数は30社。これも約1年間で10倍に膨れ上がっていることになります。
このスピード成長をささえる上海税関の施策として、(1)商品登録による通関の効率化、(2)通関の事前申告制にスピード化、(3)納税フローの効率化、この3つをすべてグレードアップさせたことがあげられると思います。
(1)税関では自由貿易区内で扱う商品の登録が必須で、その審査はこれまでそのモノが来るたびに各々に審査していました。分かりやすく言うと、まったく同じ商品であっても固体が違えば、個々に審査がされていました。それらを事前に商品登録しておくことで、同じ商品は審査が簡素になり、システムによる自動審査も採用されるようになったことで、通関が非常に効率的になりました。
(2)通関の際の事前申告が可能となり、荷物到着後すぐに検収し通関できるようになりました。
(3)これまでは通関の際、納税をして、納税証明書をもらって初めて通関できるという状況でした。その間、概ね24時間ほどで全くのロス時間でしたが、電子申告により一括納税が可能となり、納税証明書を待つ時間がなくなりました。大幅な通関時間の短縮が実現しました。
上海税関では、こういった越境ECに追い風な改善策を今後も立てていくようで、越境ECの活用を検討する企業さんには素晴らしい展開になってきましたね!
※参考記事URL(http://www.ebrun.com/20160215/165729.shtml)
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