博多発のラーメンチェーン「一風堂」なんかは、中国人からすれば、日本を代表するラーメン屋さんになりましたが、他にはどんな飲食企業が中国で成功しているのか、調べてみました。
CoCo壱番屋
言わずと知れた日系カレーチェーンの名手ですが、中国進出においても素晴らしい成功を収めています。
現時点で、上海を中心に中国全土で54店舗の展開をしていて、すべて直営でやっているようです。
吉野家
北京で200店舗以上、中国全土で413店舗を展開しています。
日本では松屋やすき家など後発組に押され気味の元祖牛丼チェーンですが、中国では圧倒的な強さを見せています。
ちなみに松屋は中国では3店舗のみ。
牛丼セットを頼むと、牛丼と味噌汁とコーラが出てくるというなんとも自由な中国の吉野家。
これも中国人消費者向けの戦略でしょうか^^;
がってん寿司
上海を中心に、中国9店舗を展開するお寿司チェーンです。
ショッピングモールの中などに多く出店していて、ミドル~アッパーのカップルや独身層が目立ちます。
月に1回~2回のまぐろ解体ショーをやっているのもエンターテイメント好きの中国人消費者にはウケているようで、人気の寿司レストランですね!
ペッパーランチ
中国だけでなくアジア各国に積極的に出店をしているステーキチェーン。中国では現在52店舗を出店。ビジネス街などに比較的多く出店しているようで、サラリーマンランチとして親しまれています。金額感は日本より気持ち高めな気もします。
サイゼリヤ
上海、広州などで120店舗以上を出店するイタリアンファミレスチェーン。
お店の雰囲気は日本と非常に近しく、しいて言うなら女子高生はあまり来ないくらいです。
ファミリー層から場所によってはビジネスマンまで、幅広い客層に支持されているようです。
おなじみのドリンクバーも健在です。
そして最後に番外編として、チェーンではなく1店舗のみの企業ですが、上海で大成功をおさめているオシャレでモダンな日本料理屋さんをご紹介します。
Shari
おそらく上海でもっとも成功した日本料理屋と言っても過言ではありません。
オープン当初はお寿司屋さんだったのですが、中国人に受け入れられるお店を目指すうちに、日本料理屋になっていった印象が強いですね。
ホームページはないのですが、WEB上でもいろいろなところで紹介されています。例えばこんな記事とか。
Facebookページもあるので参考にしてみて下さい。ちなみに運営企業はこちら。意外ですね。
以上、中国進出で成功した飲食の日系企業を紹介してきました。
筆者も長年中国に住んでいて、ココで書いたお店はすべて行ったことがあるのですが、こうやって成功事例として並べて気づかされるのが、現地日本人に舌にあわせてお店づくりをした企業はことごとく閉店・撤退していったような気がします。逆に現地中国人の好みを研究し、変化していったお店は中国で大きく成功を収めました。
日本食だから成功するというのは既に遠い昔の話で、大切なことは多様化し著しく変化スピードの早い中国人の好みをどのように柔軟にキャッチしていくかが重要ですね。
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