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EMS値上げ対策か。Tmall(天猫)が日本通運と商品配送において業務提携

EMS値上げ対策か。Tmall(天猫)が日本通運と商品配送において業務提携
今年の4月に、中国越境ECナンバー2の京東(JD.com)がヤマト運輸との業務提携を発表しましたが、これを受けてかアリババグループ側でも動きがありました。

アリババグループが運営する越境ECプラットフォーム天猫国際(Tmall global)が、日本通運と商品配送において業務提携をするとのことです。

これにより天猫国際における日本から中国への商品配送料のおおよそ30%ほどが削減できる見通しとなっています。

現在、日本郵便のEMSは日本から中国への国際郵便の約90%を占めています。そのような状況下で、今年の6月1日のEMS値上げにより、例えば500グラムの荷物であれば、これまで1100円だったものが1400円となりました。しかしながら、今回のTmallと日通との提携では、同じ重さの荷物を1000円で送ることができるようになります。配送期間もEMSと同じ4~6日間程度。

また商品は、中国国内まで輸送された後、アリババグループが管理する倉庫を経由して消費者に送り届けるか、あるいは、保税倉庫まで輸送後、出店企業が自社出荷するか、選ぶことができます。

さて、EMS値上げや円高により、Tmall国際に出店する日本企業の中には、利益を急激に圧迫され始めてきたところもありましたが、今回の業務提携により、ひとまずは希望の光が見えてきたのではないでしょうか。

 

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