ブラックフライデーは越境プラットフォーム大手の洋碼頭(YMT)が主催するセールキャンペーンで、毎年膨大な商品とお金が動くグローバル規模の一大イベントです。
※洋碼頭(YMT)をご存知ない方はコチラの記事へ↓↓
洋码头(YMT)という中国越境ECプラットフォームについて
※中国最大級のECプラットフォームのひとつです。
11月14日、その「洋碼頭(YMT)」は「グローバル・ブラックフライデー・フェスティバル2016」を開催すると発表しました。
約3万以上のECショップが今回の「ブラックフライデー・フェスティバル」に参加する予定で、毎日60万点以上の品揃えを展開。アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国など計83ヶ国で服飾品、靴、カバン、化粧品、ベビー用品、サプリメントなど400種以上の商材がならびます。規模は昨年の10倍になるという予想です。
洋碼頭(YMT)の話によると、今回のブラックフライデーのために、洋碼頭(YMT)に出店中の店舗バイヤーが商品を買い溜めし始めている状況で、既に仕入れ量は昨年より増加しています。アメリカのベテランバイヤーであるジェーンさんのお店では昨年のブラックフライデーフェスティバルの際、なんと1日目で100万元(約1500万円)の売上を達成。今年の仕入れ総額は数千万元にアップさせたと語ります。
今年のブラックフライデーフェスティバルの際に、洋碼頭(YMT)では、「もし商品が偽物であれば10倍の賠償をする」サービスを始めるとのことです。消費者は、洋碼頭(YMT)で買った商品が届いた際、受け取った商品が偽物であると思う場合は、7日以内に「正品保障」を申請すれば、その商品を検証に出すことができます。洋碼頭(YMT)側ではエンドユーザーに対して先行補償をします。
また物流面では、洋碼頭(YMT)グループの物流会社「貝海国際」が世界15拠点の国際物流センターを有し、既に万全の体制でスタンバイしている状況です。専門人員を倍に拡充し、ニューヨーク、サンフランシスコ、そして大阪の倉庫についてはさらなる拡大をしたとのこと。洋碼頭によると今回のブラックフライデーのためにアップデートした設備やシステムへの投資総額は昨年を超えたようです。
洋碼頭は「手持ち資産の稼働率をアップしさらに、毎週90便のフライトを貸切、それ以外にも複数の航空会社の利用があるため、貝海側に随時カーゴスペースを確保できるよう体制を整えてもらった」とのこと。
貝海国際の担当によると、同社は配送において昨年よりさらなる時間的コスト的改善が行われており、海外で貨物を受けてから、中国の消費者の手に届くまで平均5日にまで縮めています。コスト面でも昨年より30%ダウンさせています。
貝海国際は洋碼頭グループの越境物流サービス会社で、現在は世界15拠点の国際物流センターを有します。今年上半期に大阪、ニュージーランドのオークランド、韓国の仁川と3拠点の国際物流センターを起用し、トータル20個拠点の国と地域にてサービス展開をしています。
洋碼頭(YMT)の創業者でCEOの曽碧波氏は「毎年のブラックフライデーはその度にテスト的な要素を含んでいます。海外のサプライチェーンについて、そしてサービスの質、海外ショッピング体験、越境物流のことまで、一連の流れを通したテストなのです」と話しています。
そして、「中国人の消費者心理とニーズは、質や価格面から既に多様化・個性化が進んでいます。今年から中国の消費者は海外ショッピングを習慣的に楽しむようになった傾向があり、越境ショッピングにおける商品とサービスへの要求がさらに高まっているのが事実です。多様化そして個性を表現していくことが海外消費の第一の原動力となってきました。年に一度のブラックフライデーは中国人消費者のグローバル化の最高の舞台となるでしょう。」と曽碧波氏は語っています。
当ブログ運営のクリップスでは、現地にて洋碼頭の責任者とも何度もお会い出店成功に関する議論や洋碼頭のさらなる拡大に関して意見交換をしております。プラットフォーム出店のサポートから物流提案まで洋碼頭にご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。(中国越境EC事業まるごとサポートお問い合わせ)
※2016.11.30更新:ブラックフライデー関連記事↓↓
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