※2016.12.12更新:2016年ダブル12の結果はコチラ↓↓
国慶節を超えた!?2016年、アリペイ口碑(Koubei)によるダブル12キャンペーンが怒涛の勢い
ダブル11の今年の流通総額が1000億元を突破したことに比べると、ダブル12はまだまだ新鮮味のあるイベントですが、実はアリババ側でのダブル12に対する姿勢に変化してきています。
ダブル12の中核で機能するKoubeiとは?
2015年、アリババと決済大手のアリペイ(Alipay)は、口碑網(Koubei)という生活情報プラットフォームサービスの株式を50%ずつ取得。Koubeiでは、ユーザーはアプリで近くの実店舗のクーポンや情報を得ることができ、実際に店頭でそのクーポンを使い、支払決済まで行うことが出来ます。
アリババは、このKoubeiを軸にしたダブル12の新たなコンセプトメイクを確かなものにしつつあるのです。世間一般に認識されている「ダブル11の在庫処分キャンペーン」というレッテルではなく、アリババのダブル12の新しいコンセプトとはどういったものか?
あらゆるオフライン店舗を巻き込んだKoubeiによるダブル12キャンペーン
ダブル12は、ダブル11と違う最も大きなポイントは、多くのオフライン店舗が参加するというところです。昨年、中国国内外すべて合わせて30万以上のオフライン店舗がこのダブル12に参加しました。今年は100万以上になるとの発表が既になされています。全国300以上の都市において、外食やカラオケ、美容院、マッサージの他に、携帯通話料チャージ、バスカード(日本でいうSUICAやPASMOのようなもの)チャージ、駅や電車車両内の売店を利用する時など、ユーザーはKoubeiに実装されているアリペイのQRコード機能やQRスキャン機能などを使って支払いを行い、お得に買い物をすることができるのです。
アリペイ口碑網(Koubei)の発表によると12月1日時点で、中国全土で約1000件の大規模ショッピングモール、約5万件のスーパー及びコンビニ、約55万件のレストランが今年のダブル12に参加することが決定しているようです。これは、中国のスーパー及びコンビニの2件に1件が、ショッピングモールの4件に1件が、レストランの10件に1件が、今年のダブル12に参加するという事実になります。
オフライン店舗に参加メリットの高いサービスも続々
アリペイ口碑網(Koubei)は、ダブル12キャンペーンの期間を昨年までの12月12日の24時間のみとせず、三日三晩に延長。12月10日から12日までとしています。また、オフライン実店舗事業者向けの消費保険サービスも提供されます。レストランにおける賠償責任保険の他、保険大手の「国壽財険」とアリペイ子会社の「アリ金服保険サービス」は食品安全保険を提供。また別の保険大手「中国人保」とアリ金服はマッサージなどのサロン店舗向けの賠償責任保険を提供します。さらには、インターネットローンや消費者金融サービス等も、このダブル12キャンペーンを追い風にオフライン市場にまで勢力を伸ばしてきている傾向があるのも事実です。
中国のダブル12に関しては、まだまだ日本での知名度は低いものの、今後は日本国内の実店舗(オフライン)のインバウンドマーケティングに充分活用できる一大イベントになってくることも予想されます。是非覚えておきたいところですね!
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