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淘宝(タオバオ)に出店したがセールやキャンペーンはどうすればいい?

淘宝(タオバオ)に出店したがセールやキャンペーンはどうすればいい?
淘宝(タオバオ)に出店していれば、タオバオ運営側がモール全体で実施するキャンペーンに参加することも重要ですが、出店企業が自前のキャンペーンを実施することは必要不可欠です。

中国では最近でこそ品質重視の消費者が増えてきましたが、まだまだプライス重視の感覚が根付いています。キャンペーンの際は必ず価格に絡む発信をすることが重要で、その見せ方はというと以下のような7つの方法がよく用いられています。あくまでも基本的な手法ですが、独自でなにかしらの値引きプログラムを組むよりも、中国人消費者に馴染みのあるこのような形をとることが効果的なこともあります。

※100元の商品を売る場合、以下の7つの方法では、計算するとすべて結論的には25%OFFとなります。目的によって使い分けていくことが重要です。

(1)400元以上お買い上げで100元の値引き
顧客単価をあげたい場合、このような見せ方をしているお店が多いです。顧客が300元で400元分の商品を買えることで実際には「25%割引」と表記することもできますが、直接的に「25%OFF」キャンペーンとして実施するよりもお得感が増す傾向にあり顧客単価を上げることができます。消耗品など薄利多売の商品によく使われているのを見かけます。

(2)2つめが半額
こちらも顧客単価をあげたい場合に用いられる方法です。1つ100元なので2つめは50元。売上は150元となり(1)に比べ売上額は見込めないですが、その分顧客の出費も少ないので受け入れられやすい傾向にあります。カップルで購入する洋服や服飾雑貨、ペア商品などによく使われています。

(3)1つ購入すると次回利用できる50元分のクーポンがもらえる
リピート率をあげていきます。他店で同じものを売っているなど、どうしても商品に違いが出せない場合など、継続的に自店で購入してもらえるような割引手法です。

(4)3つ購入で1つ漏れなくプレゼント
初めに紹介した(1)と似ていますが、決して値引きをしない商品に適用し価格崩れを防げるところがポイントです。顧客ロイヤリティの側面からみると(1)よりも有効ですが、売上が上がりやすいのはどちらかと言えば、(1)の傾向にあるようです。

(5)4人で購入すると1人が無料になる
同じ25%の割引ですが、この方法では見込み客が友人など他の人にキャンペーン情報をシェアしてくれます。日本よりもこのような見せ方のキャンペーンは多く、馴染みのあるキャンペーン手法です。メリットは他にもあり口コミが圧倒的に影響力をもつ中国で、同時に多くの注文と多くの口コミコメントをもらうことができます。売上を上げるとともに、情報のシェア数、お店のフォロワー数を増やしていくことが出来ます。

(6)2つめが20%割引、更に30元のクーポン券
計算すると25%割引になりますが、顧客単価をあげると同時にリピート率を上げられる可能性がアップします。

(7)15%の割引、更に10元のクーポン券
上記の(6)と似ていますが、顧客は商品を1つ買うだけで割引されるので受け入れられやすい傾向にあります。リピート率も同時にアップさせられます。

以上、すべて日本でも実施されていることではありますが、タオバオをはじめ中国ECでも強力な手法となります。プライスに関する目は日本よりも厳しく、どのような見せ方をしてキャンペーンを実施するかは慎重に考えるべきでしょう。

 

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