6月8日には、中国人民銀行が6.8%の見通しをたて、6月28日には中国政府系シンクタンクの中国社会科学院が6.6%と示しています。
2012年11月に開催された第18回党大会にて、中国政府が宣言した所得倍増計画の水準からすると、若干下回ってはいるものの、7%近くの経済成長率をキープし続けていることに驚かされます。
ところで、これだけ国土が広く、以前から経済格差が激しいと言われている国です。地域別の経済成長率も是非チェックしておくべきでしょう。
そこで、2016年の第1四半期における地域別経済成長率を各省統計局・関係当局の発表からランキング化してみました。第31位から参りましょう!
第31位:遼寧 3.0%
第30位:山西 3.1%
第29位:黒龍江 5.7%
第28位:吉林 6.5%
第27位:河北 6.8%
第25位(同率):北京、上海 6.9%
第24位:内モンゴル 7.7%
第23位:海南 7.8%
第22位:四川 7.9%
第17位(同率):寧夏、陝西、広東、山東、浙江 8.0%
第15位(同率):広西、甘粛、 8.1%
第14位:青海 8.2%
第13位:河南 8.3%
第12位:江蘇 8.5%
第11位:湖南 8.6%
第9位(同率):雲南、安徽 8.7%
第8位:新疆 8.8%
第7位:湖北 8.9%
第6位:福健 9.0%
第5位:江西 9.1%
第4位:天津 9.3%
第3位:貴州 10.7%
第1位(同率):重慶、チベット 11.0%
最低ランクの遼寧ですら、3.0%の成長率というのがビックリです。上海や北京など日本人にとってもなじみのある都市が下位ランクに入っているように見えますが、それでも6.9%で高成長を遂げています。やはり上位にランクインしたのは重慶や貴州などの内陸部、これからの地域が目立っています。
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