目的としては、ご想像のとおりかもしれませんが、国家レベルでの越境EC貿易の推進および発展のために、中国と海外各国のWIN-WINの関係を構築しながら、越境EC消費の拡大を図っていくとのことです。
政府と京東は越境ECに関するデータ分析などを通して、越境電子商取引の発展をさらに加速させる模様です。
中国の国務院によると、2015年の中国全体のGDP総量のうち66.4%を消費者支出が占め、中国の経済を牽引する重要なファクターになっています。さらにその中でも越境ECによる小売総額は2063.8億元に達し、急速な成長をとげてきました。
また中国政府の商務部は、2016年に中国の越境ECによる輸出入貿易総額は6.5兆元に達すると予測しています。これは中国の全輸出入貿易額の20%を超える数字であり、30%を超える年成長率で既に中国経済成長の新しい動力となっています。
こういった背景のもと、京東と商務部外易友展局が今回の討議の末、協力協定に達成したわけですが、これからますます双方が互いに将来にわたって情報交流を強化していき、国際貿易の幅を広げ、消費のアップグレードを引導していくことでしょう。人気の出やすい海外の優れた製品を中国の消費者に紹介し、一方で中国の優れた製品がもっと海外に売り出していけるように、多方面でオールラウンドな協力を展開することになります。
中国政府としては、中国越境ECプラットフォーム業界の持続的で健全な発展を促進させることができ、同時に京東は商務部外易友展局のリサーチ拠点なります。
京東は先日、日本の大手メーカー4社との提携を発表したばかりです。京東にとっては、今回の政府との協力体制を武器に、今後の海外ブランドとの協業、招致に役立てていくことは間違いないでしょう。
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