これが非常に優れており、是非活用してみてほしいのですが、ここでは簡単にターゲティングのカテゴリやどんな風にセグメントできるか紹介したいと思います。
まず、ユーザー属性では、年齢、性別、学歴、居住地、婚姻状況、他・・・などを設定することができます。
そして、デバイス状況でのセグメントも可能です。デバイス、OS、通信環境、位置情報、キャリアで設定が可能です。
その他にも、ユーザーが遊んでいるゲームのタイプやショッピングの購買履歴、興味関心のある分野(旅行、ファッション、不動産、自動車、ファイナンス等)。
さらに、これはテンセントジャパン独自のターゲティング方法で、つまり分かりやすく言うと日本企業しか利用できないターゲティングメニューなのですが、「過去6か月以内に日本に来たユーザー」にだけ広告を配信すると言ったことも可能なのです。インバウンドに力を入れる企業にとっては、かなり有益なセグメント方法ですね。
Weixinのアクティブユーザーは8億人を超え、あまりにも巨大なメディアであるがゆえ、このターゲティングは欠かせません。※WeixinとWechatを合わせたアクティブユーザー数です。(WeixinとWechatの違いについてはこちらの記事「WechatとWeixinは別物です。その違いご存知ですか?」で解説)
ちなみに、Weixin上ではどのような広告が出せるのかもご紹介したいと思います。
まず下記のようなバナー広告が掲載できます。バナー広告のリンク先は3パターンで可能。外部URLへのリンク、そしてWeixin公式アカウントへのフォロー、最後にアプリのダウンロードです。
他にもWeixinにはモーメンツと呼ばれる場所があります。これはFacebookで言うフィードをイメージしていただければいいかと思います。モーメンツは何か自分が投稿したときにその内容は自分の友だちにしか見えません。このような機能のモーメンツ上で、下の画像の右側のように、インフィード広告(ネイティブアド)を出すことができます。静止画・動画問わず掲載することができ、それを見たユーザーはLikeやコメントをすることができます。
モーメンツのインフィード広告イメージ下記のような形になります。
以上がWeixin(微信)の広告メニューです。他にもテンセント社はQQやQZONE MOBILEなど自社運営メディアごとに広告メニューを設けており、それらを総称して「テンセントモバイル広告エコシステム」と呼んでいます。
さて、従来からよく実施されているタレントや著名人などインフルエンサーを活用したプロモーションやPRは、もちろん今後もWeixin上では必要ですが、インフルエンサーマーケティングだけではその管理が大変です。しかもテンセント公認ではないため、やり過ぎは常に禁物。またどうしてもアプローチできるユーザーには限りが出てきますし、セグメントごとのABテストなども難しく、明確な広告効果を図ることも困難です。
上記のような広告メニューでターゲティング広告を活用しインフルエンサーマーケティングと組み合わせることで、プロモーション効果を高めていくことができるのではないでしょうか。
ところで7月下旬に、テンセント社は日本での広告事業をスタートさせましたね。日本企業が自社アカウントでWeixinやQQなどへ広告出稿ができるようになりました。
日本企業がWeixinの法人アカウントを持つことは、これまで事実上できませんでしたが、現在そのハードルは非常に低くなっています。
当ブログ運営の弊社クリップスでは、中国進出や中国マーケティングなどでご相談に来られる企業様に最新の情報を提供できるよう、テンセントジャパンさんとも情報交換を絶やさず、お客様の中国進出支援に尽力しております。
またこれに伴い、日本企業が中国現地法人を持たずとも、独自にWeixin公式法人アカウントの開設ができるよう、新しい提案もすすめております。もちろん、他社の中国法人の名義を使うなど、これまでグレーゾーンとされてきた方法ではなく、正真正銘の独自アカウントとなります。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい^^
※Wechatマーケティングにはインフルエンサー・KOLの存在が欠かせません。
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