今回、関税の調整が行われたのは主に食品・健康食品・薬品・日用品・アパレル・家庭家電用品・雑貨品の合計187の製品カテゴリーで、従来平均17.3%だった関税が7.7%へ引き下がりました。
注目のカテゴリーをピックアップしてみると、
乳幼児用小売包装食品 従来15%→新税率2%
ミネラルウォーター 20%→10%
ウイスキー 10%→5%
香水/オーデコロン/リップ・アイ化粧品/歯磨き粉 10%→5%
ネイル化粧品 15%→5%
シャンプー/その他の化粧品・美容用品・スキンケア商品 6.5%→2%
脱毛剤 9%→5%
男女コート・スーツ 16~17.5%→5%
電動歯ブラシ/電気シェーバー 30%→10%
(普通)歯ブラシ 25%→8%
電動脱毛器 20%→10%
電気アイロン 35%→10%
コーヒーメーカー/ウォシュレット 32%→10%
パン作り機・トースター/ウォーターサーバー 32%→16%
魔法瓶 24%→8%
乳幼児用の粉ミルク 20%→0%
紙おむつ・パンツ 7.5%→0%
やはり注目はおなじみの乳幼児用の粉ミルク、紙おむつ・パンツの関税が0%となったこと。今回の調整は中国国内の関連業者、そして代理購入業者にとっては大きな打撃となったことでしょう。
これまで爆買いの対象商品となってきた魔法瓶やおむつなどの輸入関税をはじめ、ウォシュレット・電動歯ブラシなどの日用品・家電製品などの輸入関税も大きく変化してきています。
2015年以降、2015年6月・2016年1月と2017年1月と3回に渡って消費財の輸入関税を引き下げ続けてきて、平均50%を超える幅の関税の引き下げが行われてきました。
これは、中国の消費者に向けて外国製品の更なる供給、よりよい商品価格を提供する一方で、諸外国から良い技術を効率的に吸収して、将来的にはMade in China製品に技術を反映していこうとする強い意欲が垣間見ることができます。
今回、現在となった全製品カテゴリーの暫定税率リストはこちらを参照してください。
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