中国マーケティングに必須の小紅書（レッドブック略して：RED）には、個人アカウントと企業アカウントがあります。
情報収集やコンテンツ研究には個人アカウントで十分ですが、会社やブランドとしての公式マーケティング運用機能、公式プロモーションの宣伝機能を使用する場合には、RED企業アカウントがおススメです。この記事では、REDの企業アカウント作成方法について紹介していきます。

🔳背景

この急速に変化するビジネス業界において、新しいブランドがどうやって認知され、より多くの顧客に記憶されるのかは依然として難題です。ここ数年で多くの起業ブランドがREDのECで事業を開始し、その中にはREDに全力投資して成功を収めたブランドも多いです。
最近、会社公式サイトのように、ブランディング、マーケティングやプロモーションのツールとして利用されるブランドや企業が増えてきました。日本企業でいえば、トヨタ、資生堂、など、中国市場を重視している企業はほとんど、REDの企業アカウントを開設しています。

🔳認証手続き方法

まず、個人アカウントを開設し、スマートフォンアプリの個人プロフィール設定から企業アカウント開設を申請します。
REDスマホアプリ：
【ログイン→我（私）→左上の三本線→创作中心（クリエイターセンター）→更多服务（その他のサービス）→开通专业号（プロフェッショナルアカウント開設）→3種タイプ（上から下：企業アカウント＋店舗、企業アカウント＋広告アカウント、企業アカウントのみ）から選ぶ】
PC側（pro.xiaohongshu.com）：
【ログイン→专业号认证（企業アカウント認証）→3種タイプ（左から右：企業アカウント＋店舗、企業アカウント＋広告アカウント、企業アカウントのみ）】

認証資料に記入し600元の年次審査費用を支払い、認証を行います。認証が通れば成功です。認証の有効期限は1年間で、期限が来ると更新手続きが必要です。更新手続きは初回認証と同じです。

▶️RED公開した最新の（2023年6月）企業アカウント開設（アプリ版）手順資料

▶️PC側は申請タイプによって、申請内容が異なる

3種タイプ（企業アカウント＋店舗、企業アカウント＋広告アカウント、企業アカウントのみ）の中で、企業アカウントのみの場合は海外企業自身だけでも作れますが、その他の２タイプは中国現地法人が必須条件で、無い場合は必ず中国内陸のパートナー企業との連携（あるいは委託）が必要となります。 また、一企業の資料は２つのアカウント開設にしか使えないため、パートナー企業を探すことは容易ではありません。 ここでは、企業アカウントのみを申請する場合のステップ（2024年6月最新）をご説明します。
▶️情報記入＆資料提出
▶️公式認証確認（600元の年次審査費用が発生する）
▶️審査
▶️申請完了

「RED企業アカウント認証資料一覧」

◉　アカウント情報：
　　○　アカウントの名称
　　○　アイコン
　　○　ブランド数
◉　主体情報：
　　○　会社主体の所属地域
　　○　会社謄本（海外企業は中国版＆英語版翻訳捺印書類必要）
◉　身分認証：
　　○　顔認証は中国内陸企業のみ
　　○　海外企業の場合は「小红书专业号申请函」という申請書（公式にテンプレートあり）を提出
◉　資質資料提出：商標登録証など（詳細規則にて業界に応じた資料を確認）
◉　運営者情報：
　　○　运营者姓名：運営者の名前
　　○　联系邮箱：メールアドレス
　　○　联系电话：電話番号
　　○　验证码：認証番号（電話番号にショートメッセージで送付されます）
　　○　发票邮箱：初期登録費用600元の電子領収書の送付先メールアドレス
　　○　微信号：ウィーチャットID
🔳認証に関する注意事項（一部）：
- 1つの（中国国内の）会社謄本で最大2つの企業アカウントが登録可能です。
- 個人アカウントのニックネームは重複可だが、企業アカウントは不可となります。
- 禁止業種：軍事・政治関連、違法危険物、医療健康、性関連、タバコ、迷信、ギャンブルなど。
- 一部業種は追加の資格書類が必要（例：化粧品業界では中国の《化粧品生産企業衛生許可証》など）。

以上、RED企業アカウントの登録方法についてご紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございます。
企業アカウント申請に関しては、上記の手順に従い、各ステップの指示と要件に注意を払うことで、順調に完了することができますが、システムの更新やポリシーの変更により、公式に設定された手順や内容が変更される場合がありますのでご注意ください。
当社では、REDアカウント開設から運用まで、RED広告代理、キャスティングなど、幅広いサービスを提供しています。過去の実績や料金などについても、こちら（support@clips-web.co.jp）にお気軽にお問い合わせください。